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完成まで 1

車椅子でも生活でき介護もしやすいような生活空間を依頼されました。
80歳を過ぎた母親を、連合いの85歳のご主人と一緒に住んでいる娘さん家族で介護しながら生活します。

お母さんは病気の進行もあり、もう温泉旅行にもいけないであろう…

そんなお母さんに、毎日を高原ホテルで過ごしているようなイメージを持ちながら計画をすすめました。
病室や離れの隠居に居るようではなく、家族の一員として同じ空気の中で過ごす事が一番の嬉しさではないかな?なんて思います。
そして、一緒に暮らす家族には、介護もしやすく楽しく過ごせる空間を提供したいと。

もともとの家のキッチン部分と8畳の床の間、広縁、4畳の収納を含め約18坪の部分を取り壊し、その部分にキッチン、ダイニングリビング、お母さんの部屋、お母さんのトイレを造ります。
改築後の大きさは約17坪でした。

改築ですが、お客様のご要望でこじんまりとした上棟式をやりました。
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お客様の、気持ちが伝わってきました。
これからの家族の憩いの場、お母さんが喜んでくれる部屋を楽しみにしているうれしさ、そしてそれを造ってくれる大工さん達への労いと、大切な物を託す気持ち。

そして、それにこたえる大工の気持ち。
棟にこさえた祭壇には、大工の神様に供える一式と季節の食べ物。
これからの工事の安全と家族の幸せを祈り、家の四方に餅と塩と鰹節を撒きました。

上棟はそんな思いがこもった儀式。
この家に携わる人たちが思いを一つにする一時です。

私は、この時が最高に好きです!!

追記:最近トイレの神様という歌がありますが、大工さんにも神様がいるのです。大工の神様は女性の神様です。上棟式に奉られる一式には女性の道具、手鏡・櫛・紅・おしろい…が紙に包まれ納められてます。
このお話はまた後ほど。
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関根 仁子(Masako Sekine) 

Author:関根 仁子(Masako Sekine) 
はじめまして。
建築が好きで美しいものが好きで美味しいものが好きで…。

好きな物に囲まれた場所をここに作ろうと思います。

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