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完成-感性-

上棟から急に完成で済みません(^_^;)
完成いたしました!!
まずは外観です。家の前のコンクリートのたたき(土間)の上にはウッドデッキが出来上がる予定です。

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近頃、木部は白木のまま無塗装の状態で完成する事が多かったためか、着色した木部に新鮮さを感じました(^.^)
「いろは」という自然塗料の黒で塗った為、古色っぽくなりました。1回塗でかなりいい感じの色気です。
塗ったばかりは真っ黒になっちゃったんだけど!!って当家があわてて私に電話してきました。
え~!!って思いながら現場に行った頃(2、3日後)にはすっかり落ち着いた色になっておりました。
照明の右下側にある木のはめ込み欄間みたいなものは無双窓と言います。
2本の建具をスライドさせることにより、写真のように開いたり、閉じたり(写真なくてすみません)する
日本の昔ながらの建具です。
もちろん気密性はありません!!閉めていても空気や音は流れます。
でも、このアンニュイな感じが昔の日本には存在したのです。
ゆるーい感じっていうのかな?日本の伝統色って感じかな?あいまいな…って感じ?
そんな所が、きりっとした凛とした日本の家屋にやさしさや安らぎを持たせたような気がします。
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最初は高原ホテルでしたが、古民家風になりましたね(^_^;)
和を強調することない古民家って感じの印象であれば幸いですが…。

この部屋はお母さんのお部屋。中からダイニングへの扉の方を見た感じです。
襖に貼ってあるのは土佐和紙です。機械漉きですがいい感じです。建具枠は
「いろは」の栗皮茶という色で何ともいい感じの「美味しそ色」でした。
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ここは介護できるようにしたトイレ。壁一面がクロス貼りって感じより腰まで板だと
部屋って感じで、広いトイレの寒い感じは軽減されたように思います。


なんだかちょっと隠れ家的な家庭喫茶店って感じです。
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あ!お父さんの後ろ姿が!!
そう、若夫婦はもちろんの事、おとうさまのうれしそうなお顔。
「いやー家を全部壊して建てればよかったな~。」とつくづくおっしゃっておられました。
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そのくらい、新しい空間を気に入り柱、梁の力強さに安心感と重厚感をおもちになられたようでした。
85歳になるお父さまが、これからしばらくの間80歳を過ぎたお母さまの介護をなさっていくそうです。
「いままで苦労かけたからな~。おれがばあさんをみてやるんだ!!」とおっしゃっておりました。

そんなお父さまにお茶を入れて頂きました。
カウンター越しに見えるお父さまは、まるで喫茶店のマスターって感じ!!

「これから出かけることも少なくなり家に居る事の方が多くなる。みんなお茶でも飲みにばあさんに会いに来てくれるとばあさんも喜ぶな~。」
っておっしゃってました。

家に守られている安心感の中で生活できる幸せって最高ですね(^-^)
喜んでいただけて良かったです!!
(第2期工事としてやっぱり古い方壊して建てなおすことになりました。続編決定!!)
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完成まで 1

車椅子でも生活でき介護もしやすいような生活空間を依頼されました。
80歳を過ぎた母親を、連合いの85歳のご主人と一緒に住んでいる娘さん家族で介護しながら生活します。

お母さんは病気の進行もあり、もう温泉旅行にもいけないであろう…

そんなお母さんに、毎日を高原ホテルで過ごしているようなイメージを持ちながら計画をすすめました。
病室や離れの隠居に居るようではなく、家族の一員として同じ空気の中で過ごす事が一番の嬉しさではないかな?なんて思います。
そして、一緒に暮らす家族には、介護もしやすく楽しく過ごせる空間を提供したいと。

もともとの家のキッチン部分と8畳の床の間、広縁、4畳の収納を含め約18坪の部分を取り壊し、その部分にキッチン、ダイニングリビング、お母さんの部屋、お母さんのトイレを造ります。
改築後の大きさは約17坪でした。

改築ですが、お客様のご要望でこじんまりとした上棟式をやりました。
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お客様の、気持ちが伝わってきました。
これからの家族の憩いの場、お母さんが喜んでくれる部屋を楽しみにしているうれしさ、そしてそれを造ってくれる大工さん達への労いと、大切な物を託す気持ち。

そして、それにこたえる大工の気持ち。
棟にこさえた祭壇には、大工の神様に供える一式と季節の食べ物。
これからの工事の安全と家族の幸せを祈り、家の四方に餅と塩と鰹節を撒きました。

上棟はそんな思いがこもった儀式。
この家に携わる人たちが思いを一つにする一時です。

私は、この時が最高に好きです!!

追記:最近トイレの神様という歌がありますが、大工さんにも神様がいるのです。大工の神様は女性の神様です。上棟式に奉られる一式には女性の道具、手鏡・櫛・紅・おしろい…が紙に包まれ納められてます。
このお話はまた後ほど。
プロフィール

関根 仁子(Masako Sekine) 

Author:関根 仁子(Masako Sekine) 
はじめまして。
建築が好きで美しいものが好きで美味しいものが好きで…。

好きな物に囲まれた場所をここに作ろうと思います。

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